10日、ドバイで開催されたスケートボード・ストリートのパリオリンピック代表選考大会。仙台市出身中学3年生の赤間凛音選手が、見事優勝しました。

ドバイで行われたスケートボード・ストリートの国際大会。

仙台市出身の15歳、赤間凛音が重要な一戦で素晴らしい活躍を見せました。

ストリートは「ラン」と「ベストトリック」の合計点で順位を争います。
この日の赤間は抜群の安定感。まずは「ラン」で見せます。挑戦した技全てをしっかり決め、前半を2位で折り返します。

そして一つの技の完成度・難易度で得点を競う「ベストトリック」では、前半3本の着地をきっちりと決め、暫定首位に浮上します。

しかし、その後外国人選手に首位を奪われてしまい、臨んだ最終5本目、本人も「挑戦する気持ちで試してみた」と語る大技を見事に決めます。

得点は93.17点でトップの選手をかわし大逆転。赤間はオリンピック代表選考大会で2勝目をあげ、代表入りへ一歩前進しました。

そして、11日、日本に帰国しパリ五輪への強い決意を語りました。

赤間凛音選手:
「自分が乗りたい技が全部乗れた。まだまだ(選考レースは)あと2回あるので何が起きるか分からない最後まで気を緩めずに頑張りたい」

オリンピックへの出場資格は、1か国あたり3枠までとなっており、現在、赤間選手は日本人ランキング3位。残る2つの選考大会でもなんとか好位置につけ、パリ五輪出場を目指します。